地域ボランディアに参加し、ゲームQAとの共通点に気づいた、の巻

地域のボランティア活動に参加してきた。

 

とりあえず、指定された場所に行き、適当に挨拶していると、「ボランティアの方ですか?この荷物をあそこの地点まで運んでください」みたいな指示が来て、そのとおりにやる。それが終わると、また別の指示が来て、そのとおりにやる。それを繰り返している内に、作業が終わった。

 

作業の全体像が見えない中で仕事をするというのを、久々に経験したな。おそらく、全体像を把握しているのは、その場の1~2割のコアメンバーだけで、他の人はコアメンバーの手足として動いている。また、ボランティアの中には、おそらく現場仕事をやられている方とか、キャンプを趣味にしている方などがいて、その人達のパフォーマンスは、他のメンバーよりも目に見えて高かった。

 

まるでゲームQAの現場みたいだな、と思った。

 

全体像を知っているのは一部のテスト管理者のみで、テスターたちは管理者から与えられたテスト項目書の消化に集中する。そして、テスターの中にはいわゆるゴットハンドみたいな人が居て、他のテスターよりも生産性が高い。

みたいな。

 

今回、100人規模のボランティアだったが、あれよあれよと作業は片付いていき、数の力は強いのだなと思った。

 

ゲームQAの仕事を大量の単純作業に落とし込むならば、このボランティア形式のやり方は悪くないだろう。管理者が優秀であれば、あとは人をかき集めれば良い。ただ、このやり方のデメリットは、単純作業をしているスタッフ(つまりはテスター)は、スキルが上がりづらいし賃金も上がりづらい。

そしてゲームQA業界は、このデメリットを現在まで解消できずにいる。