今週気づいたこと

ソフトウェア開発会社の専門職には、出世コースに、マネジメントコースとプロフェッショナルコースの2つ用意されていることが珍しくない。

 

最近、思ったんだけど、QAでずっとメシを食っていこうと思ったら、プロフェッショナルコースを意識した方が良いような気がした。まぁ、マネージャ目指してもいいけどマネジメントコースは、大抵の場合、有限な椅子の椅子取りゲームなので、自分だけではどうにもならんことがある。

一方、プロフェッショナルコースは、椅子は自分で作ればいい。実力を見せつけて、会社に認めさせればいいのだ(ただ、その道はマネージャルートよりもよっぽど過酷だと思う)。

 

マネジメントコースとプロフェッショナルコースの大きな違いは、社内価値を意識するのか、市場価値を意識するのかの差だと思う。重なってる部分ももちろん多いけど、マネジメントは市場価値が考慮されない場合がある。例えば、長く会社に在籍してるだけでもなれる場合があるし、逆のパターンだと、実力があっても一部の人に嫌われてたらなれないことだってある。なので、「頑張るのが馬鹿らしい」という瞬間が来ないとも限らない。社内価値を意識することは、このリスクがある。

 

 

他の職種と比較すると、残念ながら、QAを専門職と認識している会社は、それほど多くない。だからこそ、それを証明し、プロフェッショナルとして会社に認めさせていくプロセスは、出世を目指すのとは異なるベクトルの、持続可能なモチベーションが得られそうだなと思った次第なのでした。