僕はサッカー部のレギュラーでした

だからどうした、とみんな思うでしょう。はい。

 

でも、同じようなことを採用面接の場とかで、よく耳にするのです。
「リーダをやってました」
「立ち上げを経験しました」
「管理やってました」
ってやつです。

この手のアピールは、一見すると、「お、すごそうだな」と感じてしまうのですが、実はなんのアピールにもなってません。

 

たとえば、表題のように「レギュラーでした」と言われても、所属してたチームの規模も強さも活躍度合いもわかりません。万年1回戦負けで部員が11人しか居ないチームでレギュラーだったとしても、別に凄くもなんともないですよね?

仮に全国区の学校でレギュラーだったら、それは確かにすごいですが、でも結局知りたいのは、試合中にどんな活躍ができるのかだし、どんな練習をしてきたのかだし、周りのメンバとちゃんと協調できるのかどうかです。

 

リーダという肩書を貰ったことに価値があるのではなく、その肩書で何をしたのか、どんな成果をあげたのか、どんな失敗をしたのかを話せるようにならなくてはならない。

 

採用の募集要項も「リーダ経験のある方」じゃなくて、「リーダシップを発揮したことのある方」と記載するほうが良いかもしれないですね。あまり仕事のできない自称リーダ経験者は結構見かけますが、肩書なくてもリーダシップが何たるかを自分で考えて言葉に出来る人は、きっと良い人なんじゃないかしら。

 

なお、僕の思うリーダシップは
・仕事をより好みせず、眼の前に課題があれば、それを自分ごととして捉えることができること
・周りの力を借りれること。そして、自分の力を誰かのために貸せること
の2つを満たしていることです。
つまり重要なのは、スキルではなく姿勢。そしてそれは、肩書やポジションに依らず、誰もが発揮できるものだと思うのです。