『テスト担当者を悩ませる、10の難題克服法』 その1

テスト担当者を悩ませる、10の難題克服法

テスト担当者を悩ませる、10の難題克服法

本書の帯には「肝心なのはテストのヒューマンスキルだ」という文言が、デカデカと書かれている。
その言葉が示すように、この本では、ソフトウェアの技術的な話ではなく、テスト担当者が直面しがちな、組織的・社内政治的な問題への対処法や心構えのようなものが記されている。

テスト技術者は、様々な「誤解」と戦わなければならない。テスト技術者ほど、会社や組織によって、扱いが異なる職種も無いのではないだろうか。品質を守るための最後の砦となることもあれば、リストラ対象者の追い出し部屋扱いのときもある。

もし、あなたが優れたテスト技術者だったしても、今いる組織がそのスキルを十分に理解してくれるとは限らない。そんなとき、組織と社内政治の荒波をうまく泳ぎ切るためのヒントが、本書で得られるかもしれない。


なお、10の問題は以下の通り。ある程度、経験を積んだテスト技術者であれば、下記の「問題」の一覧を見ただけで、自分が今まで直面した問題の数々が思い浮かんで来るかもしれない。もしそうでなければ、あなたは、環境に恵まれた幸せなテスト技術者だと思います。

あ、各章の詳細は、また後日…

  • 難題10位:テストに関するトレーニングを受けること
  • 難題9位:開発者と良好な関係を築くこと
  • 難題8位:ツールを使用せずテストすること
  • 難題7位:経営管理者にテストについて説明すること
  • 難題6位:顧客およびユーザとコミュニケーションを取ること
  • 難題5位:テストの時間を確保すること
  • 難題4位:投げ渡されたソフトウェアをテストすること
  • 難題3位:動いている的を射ること
  • 難題2位:どちらに転んでも損する状況と戦うこと
  • 難題1位:「ノー」ということ