QAの、正直、しんどい

QAやってると、ツールもそろってなければ、関係者(開発者とか企画とか偉い人とか)の品質やQAに対する意識が低い環境で仕事をやらざるを得ない時があります。

今までは、「ツールを揃えよう!」とか「コミュニケーションで、みんなの意識を変えよう!」って頑張ろうとして、結局うまく行かず不満を貯めこむことが多かったのですが、これからは、ちょっと、考え方を変えることにしました。


例えば、僕が医者だったとして。
エリート医師の集まる最先端の病院・研究所でやる医療と、水も電気もなく、医学ではなく霊的なものを信じている村落のような場所で行う医療とで、「どっちのほうが良い」とか「どっちのほうが偉い」とかって、簡単には決められないと思うんですよね。
確かに、後者の村落の方は、非効率的だし、高度な治療はできないだろうし、医療行為とは関係ないところで邪魔が入ったりしそうだけど、でも、医者としてやれることって、ちゃんとある気がします。「こんなんじゃ、何もできねーよ」と文句を言い、何もしないのも一つのスタンスとは思いますが、目の前の出来ることをやりつつ、そして可能ならば、道具を揃えたり、周りの意識を変えたりして、現状を改善していく方が、自分自身も前向きな気持ちになるんじゃないかなと。


QAに話を戻すと、そりゃ、僕だってグーグルのような環境でQAやってみたいですけど、今、僕が居るのはそうではないわけで。とはいえ、環境に文句言うのも虚しいし、かといって、すぐに環境を変えたり移動したりも難しそうだから、現状を受け入れてやれることをやってみる方が、ストレスたまらない気がしたわけです。いやまぁ、改善は常に考えますし、どうしようもなければ、移動も考えますけどね。


以上、どんな環境でも、同じテンションで仕事が出来るようにするための、個人的な考え方でした。まる。