消費するだけにはもう飽きた、の件

テレビ見たり散歩したりしてボンヤリと思うことなのですが、今って、「消費」の世の中だなと思うわけです。みんな、「楽しいこと」や「美味しいもの」や「珍しいもの」を消費することに一生懸命。そして、それらを、ブログやSNSツールに乗っけて共感してもらうこと(つまりは、自慢やね)に必死だなぁ、と。


消費することも当然楽しいと思うのですが、消費だけだと、どうしても、ちょっと物足りなく感じてしまう今日このごろで。表現を変えると、インプットだけだと、楽しさに深みが無いと思うのです。

たとえば、学園祭で一番充実しているのは、遊びに来る客ではなく主催している学生側だろうし、コミケも買う側よりも出す側のほうが、より深くコミケというのものを楽しんでいるだろう。インプットする側よりも、アウトプットする側のほうが、絶対に楽しい。


アウトプットをすると、世の中の見方が少し変わる。
僕は数年前まで、絶対に見ないテレビ番組として、マラソン中継とゴルフ中継があったが、自分自身がゴルフを始めた途端、ゴルフ中継を見るようになった。相変わらず、ゴルフ中継は画面の見栄えとしては地味なわけだが、素人の自分とプロの間の技術の差が理解できるようになってから、それが面白く感じるようになったわけである。どのような練習を積めば、あの技術に近づくことができるのだろうかと考えて、そしてそれを練習して試してみることが楽しい。

アウトプットの楽しさは、「昨日より少し上手くなったな」という、自己完結というか文字とおりの自己満足に満たされるのが良い。仕事とかで他人を巻き込む自己満足は厄介だけど、個人が趣味でやる分の自己満足は、この先の長い人生を楽しむ上で、とても大事なものな気がする。


ということで、ブログを初めてみたわけです。
特に仕事にまつわることとかを、今まで文章化してこなかったので、自分の専門領域のこととか、あるいは、もっとふんわりとした物事の考え方とかを、文章として残してみたいなと思っています。