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テストチームと軍隊

先日、日経ビジネスオンラインで紹介されてたこんな本を読んでみました

 

 

 

すわ右翼の過激思想本か!と、なんとも目を引くタイトルです。

そして、実際に、多少偏ってるというか極端な記述もあるのですが、組織論、リーダシップ論の面で、考えさせられる内容が沢山ありました。全体を通して良書でした。

 

 

作者は海上自衛隊の特殊部隊創設に関わった人なのですが、特殊部隊と通常の軍隊は以下のように仕組みからして大きく違うそうです。

 

■軍隊(いわゆる、陸軍とか海軍とか)
・上意下達であり、厳格にヒエラルキーがある。また、部隊ごとに役割が分かれている。攻撃班、物資輸送班、医療班、といった具合に

・兵士は「如何に上官の命令を素早く正確に実行できるか」が重要視される。判断をしてはならず、状況を上官に報告し、都度、命令をもらう必要がある。

・身体面、学力面で一般的な人よりも劣っている人が集まりやすい(特に海外はその傾向が強いそうです)

・組織の小回りが効かないが、規模の大きな作戦は比較的やりやすい。

 

 

■特殊部隊

・一人でなんでも出来なければならない。

・「どうすれば目的を達成できるか」を一人ひとりが考え行動する。チームプレイも当然あるが、「命令と実行」ではなく、自分と相手の状況を把握して最善の行動を各自が選択する。

・選抜された人の集まりなので、優秀な人が多い。

・スピード感を求められる作戦には向いているが、大規模な作戦には向かない。

 

 

でもって、テスト組織って軍隊型と類似してる点が多いなぁと思った次第です。作業の細分化・フロー化が進んでることとか、あまり優秀な人が集まらないこととか(残念ながら)。

まぁテストリーダとテスターで構成される伝統的テストフローは、確かに管理しやすいし、テストするサービスの規模が大きいと、そうせざるを得ないところもあるので、必ずしも劣ってるわけではないですけどね。。

 

ただ、テストチームを運営する身としては、いつか特殊部隊化したテスト組織を作ってみたいなと思ったのでした。仕事(つまり目的)を与えたら、あとは勝手に動き出してくれるチーム。「君はテストケース作ってね、君は項目の何番~何番を消化してね」ではなく、お互いがお互いの得意不得意と現在のタスク状況を把握した上で、「僕はここやります、私はここをやります」と走りだし、走りだした後も適切なコミュニケーションで、都度軌道修正し、正確に仕事をやりとげるような…。

 

 

どうしたらいいんですかね、テスト技術者虎の穴でも作って、そこから生きて出られた者のみを対象にチームつくるとかかな。