どんだけ野球うまくても、そこにあぐらかいてたら、そらあれよ。清原みたいになるよ。の件

数カ月前に、プロアスリートが引退後に何をやってるのか、みたいなテレビ番組をやっていた。

 

たとえば、プロ野球選手とか、20代の半ばくらいで引退を言い渡されることなんて珍しくない。しかし、小さい頃から引退するその日まで、文字とおり野球しかしてこなかったわけで、そんな人が、いきなり社会に放り出されても、生きていく術なんてわからない。だから、結局、トラックの運転手だとか、引っ越し業者だとか、飲食店だとか、好むと好まざると体が資本の業界で働かざるを得ない。みたいな、内容だった(でもって、そういう人が、あまりにも多いものだから、最近はプロアスリートのセカンドキャリアをコンサルするような人も出てきているのだという)

 

そして、これは、普通の社会人にも言えることな気がするのです。今、自分がやっている仕事が、ガラパゴス的なやつなのか、そうでないのかは、常に意識しておいた方がいい。

 

その会社だけのノウハウというものは、どこにでもあるだろうし、そして、それは必ず習得しなければいけないものだけれども、それだけを習得して満足していては、いざ、会社が潰れたり、自分が会社を辞めざるを得ない状況になったときに、とても困る事になる。

 

テスト技術者にとって、テスト対象のサービスを愛することは大事だし、サービスの仕様に詳しくなることは仕事をやる上で必要なことだ。しかし、それだけに注力するのは、リスクがでかい。そのサービスのマイナーな仕様を理解するよりも、もしかすると、英単語の一つでも覚えたほうが、将来のキャリアには繋がるのかもしれない。

 

テストの仕事って、どうしてもガラパゴス化し易いし、だからこそ、その小さな組織内では優位性を持てたりもするし、優位性が持てれば居心地がよくなったりするけど、そこに安住してると、長期的には良くないよなぁと思った今日このごろなのでした。